認知的不協和とは
認知的不協和とは自身の認知とは違う認知(矛盾する認知)が生まれた時に、不快感やストレスを感じる状態をいいます。
イソップ物語の「すっぱいぶどうときつね」の話にでてくる心理学の用語です。
すっぱいぶどうときつね
酸っぱいぶどうときつねの話をしますね。
おなかをすかせたきつねが高いところにぶどうがなっているのを見つけました。
それを食べたくて飛んで取ろうとしますが、あと少しのところ手が届きません。
何度飛んでみても取れないので、「どうせあのぶどうはまだ熟してなくて、酸っぱいに決まってる」と言い訳をして諦めて行ってしまう
それを食べたくて飛んで取ろうとしますが、あと少しのところ手が届きません。
何度飛んでみても取れないので、「どうせあのぶどうはまだ熟してなくて、酸っぱいに決まってる」と言い訳をして諦めて行ってしまう
というお話です。
この場合
認知1:ぶどうを食べたい
認知2:ぶどうに手が届かない
という状態で、現実を受け入れられないストレス(認知的不協和)を感じてしまいます。
ここで認知2を捻じ曲げて認知3とすると
認知1:ぶどうを食べたい
認知3:ぶどうはすっぱい
とすると食べられないストレス(認知的不協和)に対して言い訳をする形でストレスはやわらぎます。
トレードで例えると
このような心理は株式のデイトレやFXトレードでも起こりえます。
例えば、ある通貨(株式なら銘柄)に対し上昇すると予想して買いのポジションを持ったとしますよね。
しかし予想に反して下降していったとします。
本来なら自分の予想が外れたので、損切りをしないといけない状況です。
上昇するという予想に対しチャートが下降していった場合、その現実を受け入れられず(認知的不協和状態)、もう少ししたら上昇に転じるはずだと自分の都合のいいように解釈し、いつまでも損切りできないで損を膨らませてしまう、ということです。
まとめ
認知的不協和について書いてみました。
トレードをしていると気づかずうちにこのような心理になっていることも多いかと思います。
このような心理があるということを認識して、もし予想通りいかないときはしっかり損切りできるようにしていきましょう。
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